このデータベースについて
データ源
本アプリは、国文学研究資料館(NIJL)が公開する 古典学統合データベース(相田満作成、国文研学術情報リポジトリ records/4734) を Factoid 型 RDF に変換した派生物を、SPARQL 経由で閲覧するための実装です。元データの利用条件については 当館データベース利用規程 をご参照ください。
データモデル
人物データの構造化には 2 つの直交する設計判断があります。
軸 A: 時間情報の持ち方
- 状態方式: 「A は官職 X を t₁ 〜 t₂ まで保持」を 1 レコードにする方式
- イベント方式: 「A は t に X に補任」のように状態変化を 1 レコードにする方式(本アプリ採用)
軸 B: 典拠の結び方
- 人物単位: 「この人物の情報は史料 S 由来」とする粗い方式
- Factoid: 各事実を「史料 S が、A について X だと主張する」という単位で扱い、同じ事実への複数主張を独立レコードとして並存させる方式
本 DB の選択
イベント方式 × Factoid 風の典拠管理を採用しています。現状は典拠が 1 点のみのため Factoid の本領は発揮されていませんが、後から別史料を重ねるとき同一イベントへの異伝を独立レコードとして並べられる構造にしてあります。
技術スタック
- 一次データ: CSV(UTF-8)
- 中間表現: TEI P5 Personography(XML)
- 配信形式: RDF / Turtle(CIDOC-CRM 互換語彙含む)
- SPARQL 配信: Dydra(ホステッド triplestore)
- クライアント: Next.js (App Router) + next-intl
制約・注意
- イベント種別の自動分類はキーワードベースで、未分類のイベントが多数あります
- 家族関係の参照先は名前文字列のみで、別人物 ID へは未同定です
- 1914 年(『日本人名辞典』)・19 世紀(『地下家伝』)時点の学知に基づくため、近代以降の研究で訂正された情報も含む可能性があります